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2021 · 05 · 26 (Wed) 20:00

三遊亭円楽 がん宣告に 「あぁ、そう。」

三遊亭円楽さんは、2018年夏に検診で肺がんが見つかり、10月に手術を受けて、
1週間で高座に復帰しました。

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ところが、翌19年7月には、脳とリンパ節への転移が見つかり、
脳の腫瘍にはガンマナイフという放射線治療を受けました。
その後、キイトルーダという最新の免疫療法薬の治療を毎月続けています。
脳転移はなくなり、リンパ節の転移は縮小。治療直後から高座に復帰し、
「笑点」でもゴルフ焼けした元気な姿を見せています。



毎年CT検査を受けていたが……たばこが原因じゃないタイプ


落語はナマが一番。それをやらせてもらえないのはつらかった


――新型コロナのせいで、高座が延期されたり、中止されたりでしたが、
昨年の秋ぐらいからは、落語会を再開していますね。 コロナもあって、4日働いて3日休むぐらいのペースです。昨日は札幌、一昨日は山形という
感じです。化学療法の治療の後は、食欲不振や吐き気が出ますから、ちょうどいいですよ。
ちょっと動くと肺が詰まるように苦しくなるような時があるけど、深呼吸をすると戻ります。酸素をはかるパルスオキシメーターを通販で買って使っていますよ。
楽屋でも、疲れたらちょっと失礼して横にならせてもらう。このままいくと、
筋力が低下するフレイルに気をつけなきゃいけません。だから、ゴルフはいいですよ。
ボール打つから歩くんですよ。健康のバロメーターはゴルフと高座。


肺がんで呼吸が変わって早口が直った。人情噺をじっくり


――肺がんは、治療で肺を切除するので、どうしても心肺能力が低下しますが、
落語の方は、長いお話もあります。体力の面では大丈夫ですか。 亡くなった歌丸師匠は誤嚥(ごえん)性肺炎でちょくちょく入院していたけど、
言ってました。「鶴」っていう落語があるんですよ。「つーーーーーーっと飛んできて」て
言うの。「つー」がどこまで続くかで、自分の呼吸がわかるって。
「鶴」もやりますけど、いい噺はほかにもあるので、落語でどこまで息が続くか
見ていますよ。 面白いのは、肺がんをやって呼吸がちょっと変わったんですよ。
今まではポンポンとたたみ込むような話ができた。今は息が切れちゃうから、
たたみ込まないで少しゆっくりやるようになった。自分の呼吸でやるから早口が
少し直ったね。病気は全部が害じゃない。
人情噺で思い入れがゆっくりできるようになったの。ぐっと抑え込む。 ――がんとの付き合い方について特に意識していることはありますか? がん患者が一番怖いのは、再発転移ですよ。それ、もう経験しちゃったからね。
先生は「また、出てきたらたたけばいいんだから」と言ってくれる。
「モグラたたきですけど、どんどんいい薬が出てきているから、仕事ができる喜びで
頑張ってください」って。病気がまたいたずらをして、弱っていって、そこで寿命だと思う。だから、まだ仕事ができて、ゴルフができてバランスよくしゃべれているうちは
大丈夫だと思ってる。


落語は最高のエンターテインメント、好きなことができる喜び


三遊亭円楽(さんゆうていえんらく)


Last Modified : 2021-05-26

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