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2021 · 07 · 03 (Sat) 23:27

菅首相 「経済」へ  エコノミストらと面会

菅義偉(すが・よしひで)首相が週末などに首相公邸へ招く

面会相手が変化している。

これまで首相が土曜、日曜に公邸で面会する相手は、

新型コロナウイルス感染症対策に当たる内閣官房や

厚生労働省の幹部らが中心だった。

ところが、6月下旬ごろから経済の専門家に意見を聞く機会が

目立っている。

新型コロナのワクチン接種が進行し、

本格的な経済回復の時機をうかがっているようだ。


首相は3日、公邸で野村総合研究所の梅屋真一郎

制度戦略研究室長と面会した。

静岡県などでの豪雨被害への対応、新型コロナ対策の担当者ら

との面会などスケジュールがタイトな中でも時間を確保した。


首相が経済学者や金融系シンクタンクのエコノミストらを

呼び寄せたのはこの日だけではない。


6月20日に東大大学院の仲田泰祐准教授と面会したのを

皮切りに、26日には経済評論家の岸博幸・慶応大大学院教授と

面会。

27日午後には経済政策ブレーンの竹中平蔵・慶応大名誉教授、

みずほリサーチ&テクノロジーズの服部直樹上席主任

エコノミストらをそれぞれ公邸に招いた。


「ワクチン接種を加速させれば、今年度の経済成長率を

約1%押し上げることができる」


服部氏から説明を聞いた首相は真剣な表情でうなずいたという。

首相はみずほリサーチ&テクノロジーズが発表したリポートに

関心を示し、服部氏を公邸に招いた。


リポートでは新型コロナのワクチン接種が1日平均50万回の

場合、経済が正常化する時期は令和4年4月頃と予測。

接種が1日平均100万回だと4年1月と見通していた。


試算について、政府高官からは

「数字は適当に出せる」と冷ややかな見方もある。

また、足下の感染者数の動向も予断を許さない展開だ。

東京の新型コロナ感染者数は6月末から増加傾向に転じている。


ただ、首相自身は6月30日の関係閣僚会議で、

「(有識者から)接種を加速することによって、

経済活動の再開が大きく早まるとの指摘をいただいた」と

述べるなど、経済の早期回復に向けた意欲を隠さない。

ワクチン接種の普及が感染収束の「切り札」と断言する

首相には、新型コロナで落ち込んだ経済からの脱却を図る

具体的な「出口戦略」を示す時期が迫っているといえそうだ。

Last Modified : 2021-07-03

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